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「京都の旅 - 2005/05/08~05/09 - その一」の続き. 明けて 05/09. この日も非常に良い天気でした. 夕刻,少しだけにわか雨に降られた以外はずっと晴天.
MTEntryMore出発~京福大宮駅流石にこの日は寝坊できません. 予定通り 07:00 には宿を出ます. が,誤算. 朝食をまったく考えていなかったため,涙を飲んで松屋で豚丼. いいさ,昼豪華に食べるさ.
この日は嵐山,嵯峨野,龍安寺を回る予定だったので,京福電気鉄道の大宮駅へと向かいます.
京福嵐山線二両編成のこじんまりした電車にゆられて出発です. 明らかに通勤時間帯に突入しているはずなのに,乗客は少なめ. 皆さん座ることができる程度の混み具合です. それもそのはず,この電車の終着は嵐山. 通る場所も住宅街が主です. 良いねぇ,のんびりしていて.
しかしそんなのんびり気分も束の間,途中から腹痛に襲われ冷や汗.
嵐山~渡月橋~亀山公園今まで何度も京都,嵯峨野には来ているのだけれど,実は嵐山には来たことがありませんでした. なんか,雰囲気がジャリジャリしていそうでどうも足を運ぶ気になれなかった. 今回,終着駅が嵐山ということでとうとう来てしまったのですが,う~ん,駅の周りは案の定.
しかし,渡月橋から亀山公園にいたる一帯は素晴らしい眺めでした. 時間が早いこともあってか,人が全然いないのも良かったです. 特に亀山公園の展望台から望む桂川上流の渓谷が良し. 遠くで木を切っている電動鋸の音がするだけ. ここでリバーサルを使いたいがために,むりやりネガ・フィルムを消費しました. 現像してみると,恥ずかしいくらい同じような写真ばかりが上がってきましたが・・・.
常寂光寺亀山公園から小倉池を経て小倉山へ向かいます. このあたりも竹林あり,のどかな田園風景ありでとてもなごみますなぁ. 小倉池を過ぎてまずぶつかるのが常寂光寺. 門を入ってすぐの掲示板に日本国憲法第九条が貼られていたのは,激しく違和感を覚えました. すごい複雑な気分. この常寂光寺,日蓮宗のお寺とのことす. ふーん,日蓮宗,憲法第九条. まいいや. 今日は観光です.
このお寺は小倉山の斜面に建っていて,本道に至るまでまっすぐに石段を上ってゆきます. これがまた誰もいなくて静か. 庭園の苔がまた素晴らしくて,秋に周りの木々が色付いたらすごいだろうなぁ. ただちょっと気になったのは,そんな苔の中にぴょこぴょこ頭を出している竹の子. これ,今でこそぴょこぴょこだけれど,少し経てばにょきにょきですよ. 周りはうっそうとした竹林です. なんとかしないと,せっかくの庭園が竹に侵食されるのではないかと心配です.
祇王寺~滝口寺嵐山~御室再び京福電気鉄道に乗り,嵐山線から北野線へと乗り換えます. 今回は一両編成.
徒然草である意味有名な仁和寺. 少なくともぼくがこのお寺を知ったのは古文の授業でした. こういう人も少なからずいるのではないかな.
中は,さすが門跡寺院. 嵯峨野で訪れた小ぶりなお寺とは豪華さが違います. どちらが良い悪いではないけれどね. 宸殿からは,枯山水の南庭と池を配した北庭,対照的な二つの庭を眺められます.
また,御室桜というのも有名だそうです. 遅咲きで,何故か潅木状. これはかなり不思議な景色でした. さすがにもう咲いてはいなかったけれど,足元の高さまでびっしりと葉です. 花の低さにかけて「わたしゃ お多福 御室の桜 花は低いが・・・」なんて歌も有るそうで. これは咲いているときにぜひ見たいですな.
中高生時代,古文はあまり好きではなかったけれど,今にして思えばもっと文章として読んでおけばよかったなと後悔します. 活用や単語はそれなりに勉強したけれど,古文を文章として楽しむまでにはいたりませんでした. それができていれば京都旅行がよりいっそう楽しいんだろうなぁ.
龍安寺仁和寺から歩いて15分ほどで龍安寺へ到着. かの余りに有名な枯山水「虎の子渡しの庭」のお寺です.
ここは入ってみてびっくり. 殆どが外国の方です. 「Zen」ですか. やはり有名なんだねぇ. ここは一つ日本人らしいところを見せ付けてやろうと,一人敢えて正座で庭を眺めておりました. 動機が既に邪念満点. ちっちゃいね.
枯山水を眺めていても禅的な何かが浮かんでくるわけではなかったけれど,なんとなく落ち着きますね. 外部に対しての自分という考え方から離れて,シンプルに自分のことだけ考えて. むしろ,何も考えなくても許されるような空気が心地よいです. 解釈間違ってるんだろうけれどね.
西源院朝食の仇を昼食で討つ.
龍安寺境内の湯豆腐やさん「西源院」で湯豆腐と精進料理を頂きました. 正直あまり期待はしていませんでしいた. 湯豆腐,精進料理はなんとなく物足りなさそうなイメージです. せっかくの京都旅行なので,京都らしいものが食べたいというのがそもそも.
でも,これがうまかった. 滑らかな豆腐と,柔らかい味付けの精進料理. 二丁はありそうな豆腐のおかげで,おなかも一杯です. 侮っていました.申し訳ない. 座敷から臨む庭園もまた素晴らしく,今回の旅行で一二の至福の時間でした.
バス 龍安寺前~四条河原町帰る前に祇園でお土産を買い込む予定でいたので,バスで四条河原町まで向かいます. 途中,金閣寺前を通るのだけれど,降りるかどうかかなり迷った挙句,残り時間をじっくり検討して断念. 結果的に正解だったと今は思っているけれど,当時は後ろ髪引かれる思いでした.
バスの中は携帯電話の使用禁止(電源断)なのだけれど,隣に立った女性が突然携帯で誰かと話し始めました. おいおい,迷惑だなぁ,と最初は思っていたのだけれど,その話の内容が面白くてつい聞き耳. 良くないな・・・あの女性も,ぼく自身も.
祇園~二年坂~産寧坂市場河原町でバスを降り,祇園へと向かって鴨川を渡ってゆきます. これ以降は完全にお土産ツアーの予定です.
最初に,目に付いた手拭い屋へ. 何気なくだったのだけれど,これが案外ツボ. 明治期から昭和初期くらいの手拭いを復刻したものが並んでいるんだけれど,これがなかなか良いデザインなのですよ. 思わず二枚購入. これはまたのちほど詳しく述べます.
手拭いやさんを出て八坂神社方面へ. 八坂神社も,不思議なことに一度も行ったことないんだよなぁ. 清水寺は飽きるほど行っているくせに,何でだろう・・・. いずれにしろ,既にお土産ツアーに突入しているぼくはあまり行く気にはならず,今回も目の前を通り過ぎます.
そして向かったのは,ちりめん山椒屋. 正確には佃煮屋らしいのだけれど,ぼくの目当てはちりめん山椒ただ一つ. というのも,前回京都に来たときに友人宅でお世話になり,そのときにいただいたちりめん山椒が絶品でして. しかもそれが自家製だっていうんだからこれは驚き. 恐るべし,京都人. それが忘れられなくて,今回の自分土産の筆頭に「ちりめん山椒」を据えて京都に乗り込んだわけです. 程なくして,無事お目当てのお店に到着. あまり日持ちしないようなので,一番小さなのを購入してきました.
その後,二年坂,三寧坂あたりをうろうろ. 土産物屋さんをのぞいていたのですが,急にあたりが暗くなり,雨が落ちだしました. 結局これか・・・. ぼくが旅行で雨にあたらなかったことがあっただろうか.いやない. お店の軒下をお借りして,しばし雨宿り. でもどうやら通り雨らしく,すぐに小雨に変わりました.
バス 東山安井~京都駅小ぶりになったとはいえ,まだ怪しい空模様なので早々に撤退です. 近くにあったバス停から一路京都駅へ. ところが,このバス混み過ぎ. 修学旅行生が大騒ぎでした.
京都駅京都駅にはかなり時間の余裕を持って到着したので,駅ビルぶらぶらしながら夕食を検討. 最上階はなかなか見晴らしが良いのだけれど,如何せん天気が悪くて台無し. いやぁ,それにしても良くこんなビルを建ててしまったもんだね. 登ってみて,その高さに驚きました. 正確には「相対的な」高さかな. 周りに高い建物が全くないところにズイッと現れた壁です.
夕食は結局ラーメン. 駅ビルに「京都拉麺小路」というラーメンのフードコンプレックスがありまして,そこへ. 「宝島」という京都のお店に行ったのがせめてもの抵抗です.
最後,自分へのお土産第三弾として「京の地ビール 京都」を購入して旅は終了.
帰途京都18:39発こだま550号で無事に帰途に着きました.
前述通り,ぷらっとこだまの乗車券でも大井町降車が可能でした.
こうして寝坊で始まった二日間が終了. 案外簡単に京都まで行けてしまうと知ったことが,今回の旅の最も大きな収穫です. また行こう.