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Dell PowerEdge SC430 を購入したことにより、とうとう我が家にも GbE 対応機種が登場したことになります。 しかし、NIC だけが GbE に対応しても、hub やケーブルが対応していなければ意味がありません。 宝の持ち腐れ。 もったいない。 というわけで、これらを購入して LAN を GbE 化しました。
- HUB : corega CG-SW05GTV2B
- NIC : BUFFALO LGY-PCI-GT
LGY-PCI-GT は、メインマシン用。 残念ながらメインマシンは 32bit 33MHz の PCI v.2.2 にしか対応していません。 32bit 33MHz の理論上の帯域は 132MByte/sec となります。 GbE はバイト換算で 125MByte/sec。 数字は足りているように見えますが、諸々考えると心許ないですな。 でも 100BASE-TX よりは早くなるだろうということで、メインマシンも GbE 化します。
“GbE” と漠然と書いていますが、正確には 1000BASE-T なので Cat.5e のケーブルが必要となります。 しかし、生憎これまでは 100BASE-TX を使っていたので手持ちのケーブルはすべて Cat.5。 これも買い足さなければ。 というわけでお買い物へ。 現時点での主流は Cat.6 なのでわざわざ Cat.5e を探して買う必要もありません。 価格差もそれほどないのでここは素直に Cat.6 で。 それにしても、1000BASE-T 対応の NIC が2,000円を切ってるなんて驚き。
MTEntryMoreHUB corega CG-SW05GTV2B 6,180円 NIC BUFFALO LGY-PCI-GT 1,780円 NIC
(onboard)Broadcom BCM95751 (5750) -- cable KB-T6-02(Cat. 6 / 2m / ストレート) 500円 x 2 cable KB-T6-03(Cat. 6 / 3m / ストレート) 600円 さて、勢いで購入したのは良いけれど果たしてどれだけネットワーク性能が向上したのかが気になるところです。 パフォーマンス測定を行ってみましょう。
今回はスループットを指標にします。 ネットワークのスループットを測定するツールは幾つかありますが、Windows でも Linux でも動くことが必要な条件なので ttcp を選択。
Windows 用は cygwin に含まれているのでそれをインストール。 Linux 用は上記サイトからソースを入手して gcc でコンパイル。
$ gcc -o ttcp ttcp.c警告が出ますが、無視して大丈夫なようです。 コマンド一発のシンプルなツールですが、思いのほかいろいろな機能があります。 今回は TCP と UDP の場合をそれぞれ計測します。 まず片側で ttcp を -r オプション付きで起動し、続いてもう一方で -t オプション付きで起動します。以下は UDP の場合の例。TCP の場合は“-u”を除く。
$ ttcp -r -s -u$ ttcp -t -s -u <host>今回はこれに加えてデータ量を指定する -l -n を使い、600,000,000byte の場合を計測しました。
ttcp を使うと理想的な状態でのネットワークの性能は判断できますが、もっと重要なのは普段の作業効率がどれだけ向上するかってこと。 プロトコルの特性やエンコーディングなどによるオーバーヘッド、ネットワーク以外のリソースによるボトルネックなど色々な要素が絡むので、実際の作業に近い環境で測定することにします。 帯域を多く使う作業で真っ先に思い浮かぶのがファイルのやりとり。 そこで、HTTP と SMB(Windows のファイル共有)も併せて測定しました。
計測には二台のPCを使用し、片側からもう一方へデータを送出します。 片側の NIC は常に BCM95751 に固定し、もう一方の NIC を替えて計測しました。 結果はこんな感じになりました。 単位は Mbps です。
100Mbps 1000Mbps
(LGY-PCI-GT)1000Mbps
(BCM95751)ttcp - udp 91.589 791.979 890.591 ttcp - tcp 73.324 243.621 897.576 HTTP (wget) 55.008 105.516 408.204 SMB 9.091 118.150 141.202 HTTP と SMB は 630MB 強のファイルをやりとりしました。 HTTP の 408.204Mbps という数字は、このファイルをダウンロードするのに 13 秒程度で完了することを意味します。 CD-ROM 一枚分がほんの十数秒。 早いねー。 ttcp による計測だけではなく、HTTP や SMB もこれだけスループットが向上しているのであれば、 GbE を導入した価値は十分にあるといえます。