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先日の平成十九年中越沖地震、今なお避難所生活を送られている方々も多くいらっしゃるようですね。 一日も早い復旧をお祈りしています。
震源から数百キロ離れた東京でも、異常震域とやらで比較的大きな揺れだったようです。 ちょうどその時刻、ぼくは電車に乗っていたので揺れには気づきませんでした。 しかし、電車が緊急停止したので地震があったことを知った次第。 いや、「"地震がくる"ことを知った」と言ったほうが正確かな。 揺れ始めるよりも早く車内アナウンスがあり、緊急ブレーキがかかりました。 このちょっとした予知のような状況は、気象庁のこの仕組みによるものです。
地震は震源の揺れが一瞬で各地に届くわけではなく、ゆれ始めるまでには震源からの距離に応じた時間がかかります。 また、地震波は早く伝わる小さな揺れP波と、伝わり方はゆっくりだけれど大きく揺れるS波にわけられます。 こうして、震源近くでP波を観測してから各地が本格的にゆれ始めるまでにはある程度の猶予が生まれます。 緊急地震速報はこの猶予を生かし、震源近くで揺れを観測、震源からある程度はなれた場所での揺れ始め時刻を予測、地震波到達の数秒~数十秒前に速報を出す、という仕組みです。 P波とS波についてははたぶん中学理科で習ったと思うので、昔の記憶を掘り起こしてみてください。
この緊急地震速報の仕組みは、数年前から試験運用として限定された範囲で使われています。 この段階では主に社会インフラを担う企業・団体を中心として速報を受け取ることができるような体制になっていました。 そして今秋(10月01日)にはさらに対象を広げた本運用開始を控えています。 この速報で稼げる時間はたかが数秒~数十秒なので、ぼくらが安全な場所まで退避することはできません。 しかし、たとえばぼくが体験した電車の緊急停止、火災防止のためのガス・電気の緊急遮断など、地震の被害をできるだけ小さくするための方策をとることができます。 たかが数秒、されど数秒。
現状では認知度が低く、緊急地震速報を直接一般の方々に伝えてもパニックを誘発するだけなのではないかという懸念から、本運用開始を一度見送った経緯があります。 しかし、一定の効果を挙げることを身をもって知った以上は、その本運用開始には期待を持っています。 携帯電話でも受信できるようになるみたいですよ。
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